今日のNHKお昼のニュースで珍しく、金相場が破裂寸前のバブルだと言うウェルズ ファーゴのアナリストの見解を報道していた。
金相場バブルは「破裂寸前」-米ウェルズ・ファーゴが警鐘
8月16日(ブルームバーグ):米ウェルズ・ファーゴは、金価格が今年に入って過去最高値に上昇した後、投機的な需要が金相場を「バブル」へと膨張させたとの見方を示した。
ディーン・ジャンカンス氏を中心とするウェルズ・ファーゴのアナリストは15日付リポートで、「現在の金相場は破裂を目前にしたバブルだ」と指摘。過去のバブルによる「経済的な打撃をこれまで見てきた」とし、「警鐘を鳴らさずにはいられない」と記述した。同リポートは16日に電子メールで送付された。
金相場はこのままいけば年間では11年連続の上昇となる見通しだ。欧州のソブリン債危機や米景気減速に関する懸念を背景に、逃避先としての金需要が拡大した。前日時点で金は過去1年間に45%急伸。今月11日は1オンス=1817.60ドルの過去最高値を付けた。
(転載終わり)
NHKお昼のニュースで金相場について報道するのもなかなか珍しいことだ。先週は米国債格下げが影響したのか金相場は急騰した。今日ももうすでに、また1オンス1800ドル目前である。
平年の夏は金相場は少々下落して、秋からインドを始めとするアジア諸国での需要の高まりにより金の価格が上昇するのが普通らしい。今年は夏に入ってからも金の上昇が止まらないのは、何を意味しているのだろうか。
このブログでも何度も書いているが、各国の中央銀行が景気回復の為?にお札を刷りまくれば、何の裏付けも無く発行されるフィアット通貨の価値は希薄化し、過去5千年間価値を維持し続けている無国籍通貨「金」の価値が上がるのは当然の話である。今は金のバブルというより、各国が通貨下落競争をして通貨価値を下げている結果、金がフィアット通貨に対して上がっているだけなのである。
何の裏付けも無いフィアット通貨をバラまき続ける各国の中央銀行にとって金の価格の上昇は、フィアット通貨の信用が失われている事を意味しているのだから、彼らに取って金バブル?は数多くある頭痛の種の一つであるのだろう。
金の価格の急騰を「破裂寸前のバブルだ」などと言う米大手金融機関のアナリストのコメントをNHKのお昼のニュースでわざわざ流すのにはどんな意図があるのだろうか。今まで通貨や金に関心の無かった人達にまで、フィアット通貨の限界を知ってほしくないという事なのだろうか。そして、そのような人達にまで金に投資をし始めてほしくない? だからわざわざ「金相場はバブルだ」、「金への投資は危険だ」などと言う警告をお昼のニュースで流しているのだろうか。
数年前のように中央銀行とJPモルガンなどの大手金融機関が結託して金の価格をショートさせて価格をコントロールする事が難しくなったのだろうとの推測がGATA(www.gata.org/ )のサイトなどで報告されている。中央銀行の焦りがNHKのお昼のニュースとなって流れてきているとも見て取れる
。
それとも、今の金相場は決してバブルではなく、金価格の上昇はまだまだ始まったばかりだと信じる自分が間違っていて、ウェルズ ファーゴのアナリストの見解が正解なのか。どっちが正しいかはここ数ヶ月から一年以内にわかるだろう。


by thx111
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