先週は自分の予想に反してS&Pが米国債を格下げしたり、それが引き金となり米株式市場が乱高下をしたりと、色々と書きたい事があったのだが時間がなかった。
先週末(アメリカ時間)の金曜日、株式市場が閉まった後にS&Pが米国債をAAA からAAに格下げ。市場への影響を考慮して、株式市場の閉まったあとに発表したのだろう。この格下げについての市場の動揺に対処する為にG20の共同声明が週末に行われたが意味がなかった。
今回のS&Pの米国債格下げについて、オバマやガイトナーが反論。アメリカのこの先数年のGDPの伸び、税収の見通しが低すぎると。だからS&Pの格下げは間違いであると反論。そして以下のニュース。
SEC、S&Pの米格下げ「計算ミス」を調査へ
jp.wsj.com/US/Economy/node_289077
米国の(ヨーロッパのほとんどの国々もそうであるし、日本も?)財政がすでに破綻しているのは明らかである。だから一イカサマ格付け会社であるS&Pの米国債の格下げを、米国政府がマジになって「計算ミス」だと主張しなければならないのだろう。その余裕の無さから基軸通貨ドルを世界中にバラマキ続ける米国政府の台所事情の厳しさを伺う事ができる。世界一の大国の面目も保てていない。
まあアメリカの大手銀行の多くもすでに破綻しているべきなのに、会計基準を緩めて、手前勝手な計算で帳簿を付けて、今でも破綻せずにいるのだから、アメリカという国家も手前勝手な計算で財政の健全性を主張する事も出来るという理論なのだろうか。
もうすでに諸外国も市場も米国債のAAA格付けがイカサマであったことは、とっくの昔から分かっていた事である。米国債が引き下げられても、まだAA格付けであること自体が、まだまだ高すぎる格付けであり、実態を反映していないことは皆よくわかっている。だからこのようなニュースを見てもまったくアホ臭く、「米国もここまで落ちたのか。」としか言いようが無い。


by thx111
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