両親が日本から遊びにきているので、最近ブログを書く時間がない。
普通の日本人がアメリカにくれば、日本に比べて広々とした家や土地、空間、ゆったりした生活を見て、アメリカの生活水準の高さ?みたいなものに驚かされる。
表面上はそう見えるかもしれないが、このブログで何度も書いている通りに、ここ30年の間にアメリカ社会の貧富の差は拡大し続け、今では多くの交差点で物乞いをする人達を見かける。
先週は米国債のデフォルトの危機について書いた。どうでもよいが、案の定ムーディーズとフィッチは米国債の最高格付けを維持した。
自分の国の債務不履行の危機など”どこ吹く風”というように、多くのアメリカ人がプレジャーボートやキャンピングカーなどで金曜の午後の早い時間から遊びに出かけている事も前のエントリで書いた。アメリカでは特に裕福層でなくてもプレジャーボートやキャンピングカーなどを持っている。(所有しているのか、ローンを払い続けているのかは分からないが。)
ヨーロッパでもギリシャ、ポルトガル、イタリア、アイルランド、スペイン、ベルギーなどの国々が債務問題で揺れている。
私はヨーロッパに行った事はないが、住んでいた人間に話を聞くとアメリカ以上に生活がゆったりしているらしい。アメリカ人のように仕事が自分の人生の中で重要な位置を占め、ガツガツ働たりしないと。
日本の債務も大変大きく、日本も借金大国である。
ヨーロッパ、アメリカ、日本を比べれば、日本人が一番勤勉である事は事実である。多くの日本人サラリーマンは夜遅くまで働き、子供が寝る前に帰宅する事などほとんどないらしい。日本の会社でアメリカ人のように金曜日の午後に早退して行楽に出かけるなんて事したらクビになってしまうのではないだろうか。それと同時に、アメリカ人やヨーロッパ人で毎晩子供が寝た後に帰宅するような生活をしているサラリーマンは殆ど居ないだろう。何しろ日本人は勤勉である。
今回のアメリカのデフォルト危機、その時に見たアメリカの風景を見て色々と考えさせられた。「何で日本人はあれほど勤勉に働くのに、国家は膨大な借金を抱えているのだろう。」
公務員の天下り先の出先機関である特殊法人、公益法人などにつぎこまれる無駄な税金が大きすぎるのか。円高になるたびに政府と日銀が円売りドル買い介入を行い、買ったドルで米国債を買い続け、特別会計の外貨準備に100兆円もの不良資産である米国債があると言われる。本当はその数倍もあるとも言われているが、私にはわからない。
何度も書いているが、日本は自国で巨額な借金をして、アメリカの借金である米国債を買い支えて助けているのである。
まったく馬鹿げた話である。蟻のようにせっせと日本人が働いてお金を作ると、それがキリギリスの国であるアメリカに流れて、蟻よりもキリギリスの方が良い生活をしているのである。働き蟻達は自分が働いて作ったお金がアメリカに流れていることも知らされていない。そして冬になってキリギリスが食べ物が無くなる(アメリカが債務不履行となる)と、蟻も食べ物が無く(保有する米国債が紙切れとなり)共倒れしてしまうというような状況なのだろうか。
こんな不公平な状況がいつまで続くのか。今でも日本政府は輸出企業救済のためとして為替介入を行っているし、これからも行う姿勢を見せているの。だからこの状況は変わらないのだろう。
アメリカの債務不履行問題を他人事のように報道し、日本がいくら米国債を保有しているかを伝えようともしない国賊マスゴミの報道を多くの日本人が何の疑問も持たずに鵜呑みにしているうちはこの状況も変わらないのだろう。
勤勉な日本人は、もっと国家というか今のシステムについて色々な疑問を持ち、色々と調べ、不公平な状況を理解して、声を上げるべきである。
PS.このエントリーを書いていた金曜日午後2時、Google Mapsで渋滞情報を見る。月曜から木曜日に比べて早く今の時間から、すでに街のあちこちの高速道路で渋滞が始まっている。今週も仕事を早く切り上げて行楽に出かける家族で道が渋滞し始めた。
少し古いが「国富消尽」という吉川元忠氏と関岡英之氏の本はなかなかよかったので、オススメです。
このブログを書き終えた後に新ベンチャー革命さんのブログを見たら、このエントリと同じようなトピックについて書かれていたので、こちらも読んでみてください。(新ベンチャーさんのブログの方が数百倍もすばらしいけど。)
3.11大震災パニックの虚を突いて、今起きているのは『新帝国循環』ではないか
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/25902412.html
by unimaro
ダルビッシュがんばれ。